個別指導といっても家庭教師のように1対1で教えるとは限定しない。

それでも学力が中程度かそれ以下の生徒には、これまでの集団授業に比べると行き届いた指導ができる。

1人の講師が学年や科目の違う生徒3〜4人程度に対し、同時に見廻り指導するものも個別指導という。

集団授業の塾は大手塾で教室数を拡大する傾向にあるが、姉妹校として個別指導の塾を併設したり、塾内に個別指導ブースを併設する場合もある。

つまり「個別授業」ではなく「個別指導」なのである。

個別指導の場合、巡回しながら学年や科目の違う指導に並行して対応できる力量と要領が求められる。

当然1人の講師に反対に生徒の人数が少ない分授業料はかなり高額になる。

一人の講師が全ての学年や科目を担当すると思われがちだが、講師の指導可能な科目や学年のみを担当するので、講師が不得意な科目を教える事は全くない。

けれども、これらの塾では「学習中身」の指導だけでなく「勉強の手法」の指導も行う事が多く、全部の流れを熟知し担当する生徒に応じたペース配分が可能なようになるまで、少人数に対する指導とはいえ講師に必要になる負荷は大きい。

少子化傾向に対応し、個別指導や概ね10人以下の少人数制授業の塾が多くなっている。

上本町 個別指導